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可変サイデリアル占星術1-アルシオンとシリウス編-

可変サイデリアル占星術1-アルシオンとシリウス編-

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松村 潔
978-4-910924-37-3
A5判・並製・ヨコ組262頁

2月12日(水)発売
Amazonプリント・オン・デマンド(POD)

▼Kindle版
価格:3,300円(税込)

西洋占星術研究家であり実践家でもある著者による、「サイデリアル」について思索した1冊です。サイデリアルとは西洋占星術における考え方の一つで、12サインをどのように区分けするかというものです。
一般的には西洋式のトロピカルサイン方式(地球の赤道の延長の天の赤道と太陽の通り道である黄道が交差した場所を、春分点として、そこをおひつじ座の0度と設定する方式)です。著者はこのトロピカルについて疑問を呈します。

「毎年、太陽が黄経0度を通過する時がいつなのか、国立天文台が発表しますが、規則的な作りのカレンダーとは、多数ずれが生じて、毎年、日時時間が少し違います。トロピカルサインとは、地球と太陽の関係で作られたものなので、太陽系の外にある恒星や星座との関係を切り離した、地球・太陽の閉鎖した輪の中にある秩序だと考えることができます。」

それに対してサイデリアル方式(ある恒星をおひつじ座0度にして、そこから黄道を30度ずつ12にわける方式)は「サイドリアルサインは、太陽系の外の恒星をおひつじ座0度にしますが、それ以後、12サインは、黄経を機械的に30度ずつ区切って、12サインを決めています。なので、星座(コンステレーション)の区分は考慮していません。そもそも星座は30度ずつ区切られてはいないのです。太陽系の外の領域を意識しているのは、おひつじ座0度の起点の一点のみで、そのあとはかかわりがないのです。」と著者は言います。
そのため、「インドのサイドリアルサインの起点、おひつじ座0度の恒星は、どこにあるかわからない。わからないものを細かく計算して求めるという行為は、わたしから見ると、意味不明のものです。」と断言します。
では、どの恒星を起点に12サインを考えていけばいいか、それが本書のテーマとなっています。

なお本書は「1」と表記するようにシリーズです。
第1巻は恒星のアルシオンとシリウスそれぞれが起点となった場合の12サインについて考察を進めていきます。
斯界の研究者としての面目躍如たる縦横無尽な話の展開は西洋占星術を本格的に学び、考え、実践する人にとって大いになる至言となるはずです。

また近日リリースの続刊にもご期待ください!

【著者プロフィール】
松村潔
1953年生まれ。占星術、タロットカード、絵画分析、禅の十牛図、スーフィのエニアグラム図形などの研究家。タロットカードについては、現代的な応用を考えており、タロットの専門書も多い。参加者がタロットカードをお絵かきするという講座もこれまで40年以上展開してきた。タロットカードは、人の意識を発達させる性質があり、仏教の十牛図の西欧版という姿勢から、活動を展開している。著書に『完全マスター西洋占星術』『トランシット占星術』『ヘリオセントリック占星術』『ディグリー占星術』『三次元占星術』『完全マスター西洋占星術Ⅱ』『ボディアストロロジー』『アスペクト解釈大事典』『タロットの神秘と解釈』『マンディーン占星術』『トランスサタニア占星術』『合本タロットリーディング』(い
ずれも説話社)、『決定版!! サビアン占星術』(学習研究社)ほか多数。
▼著者公式ホームページ
http://www.tora.ne.jp/

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